気時計

スイスイとねぶる

三つ足生首

僕は倭寇なので、よく奇声を上げるガキです。

人間は、プロトタイプ大好きの、形骸化現象の末端のような生き物です。所詮、生き物というのは、形骸化現象の末端なのです。いや、この世の全てが全て、形骸化現象の末端であり、中腹に存在するものは真空であり、上流に蒸留され形骸化の壺から脱却した空間に、僅かな塵や芥が燃えています。

では、その塵芥は、何なの?

お教えしましょう。それは、人間の脳です。僕の考えでは、人間の脳の中に、ギギッと、形骸化現象から抜け出せる、唯一の地があるのです。その場所は鮮明で、VASTです。そこに真理があるのでしょう。そして、その心理は、すでに誰もが持っているものです。

例えば、地球にたこ焼きが降ってきます。日本で初めのたこ焼きが発見され、その後ブラジルや大西洋に降りました。

物事には全て原因があります。例えば、この場合だと、たこ焼きを空から投げ込んだ、たこ焼きを投げたブラジル人の力が強すぎたから日本まで来た、などですね。空中で急にたこ焼きが完成することはありえません。

しかし、人間の脳内に、この世の定規を持ち込むことは、パスポートにも書いてある通り、違法です。ですから、突如として、何の条理も要因も星屑の酸化もなくとも、たこ焼きが降り注いだっていいのです。

僕はその、奇怪鮫空間が大好きなのです。

人列を並ばずなら、OOM。


なんで、魚、虫、動物、植物、空気、涙、週刊誌、みーんな、繁殖するのかな。人類は。感電したそうに待ってる人類は。黒犬をけしかけることにする。可視化ゲル。


ってな具合で、みんな、本当はてんでばらばらの貧困妄想だったわけですが…。

実際アナムネーシスを見るために、どんだけの、どんだけの樺太が奪い合われて、僕らの自分の考えって言われるか、みんな知らないのです。

「僕ってば、おっちょこちょいダナー」って思った方ある人ならきっとわかってくれますが。

僕に限らず、人類って、会話する時自分の話してる時が一番楽しいと思うんですよ。だから、それを自制することができなくなっちゃったら、もう姫路やfrontier sevenが生まれるんだと思います(隠語ですが、分かるでしょうね、稀に)。谷崎潤一郎が出てきたら笑っちゃうようになってしまった。笑笑。

そんで、自覚あるから夢遊でもないんですが、それをつい、他人に浴びせかけてしまうことがあって、これはおでこに西デンマークをおはじきゲームに用いてしまう要因になりがちです。僕は嘗てそれがある種の決定的な覉饠葢でありましたし、それで多くの友を産み、多くの共を失いました。一番よくやれる、ウェルダンなお肉を食べられる方法。それは、他人のように自分のことを話すことです。


あいつ、ぎょうにんべんちゃんのことすきなんだって。


…ちぇー。ほんとは、俺が好きだ。


あいつ、哲学書を5冊読みたいんだって。そして、夢を語りたいんだって。


…へー。


他人事の絵空事のようです。でも、アレ。気がついたら、それは自己を満たす、新しい癲癇になっているはずです。

そして今私は、それをあえてやらない。これはあくまで吐く場所なのです。全てを吐瀉し、新たなる時空を庇うために、今、頭は全ての文字に愛と粗雑を込めています。


そうおもったら、もう双葉傾くないですか?僕ら、他人のために生きているわけじゃない。他人は糧である。気晴らしであり、成長のターニングポイント、且つ幾つかのヨーソロー。これらいずれも、あなたが決めることです。

人類の頭の中に、無限の宇宙のその先の、無限の未来、限りない粒子の拍動が泳いでいる様を、想像してみてください。まるで地球ネコを飼育する気分になるでしょう。これこそが、芯の物々しさです。


この想いは誰にも、誰にだって塩を取り過ぎることなく摩耗していくでしょう RIP Morrison


(RIPとは、「理科室の良いポニーテール歯磨き粉」の略である。)

しっとりがんもどきと、モボ

宇宙が開廷ーーーー


やる気のない爬虫類が喘ぐ。

「ばーーーーーーーーーーー」

「トンネルを抜けると」

「うん」

「大流行」

世界の世相に足掻くままの後継人を叩く「としおさん」が嵩張ってしかたない。

彼の喉仏がハスの花のように、50万細胞の健康を願い帆を張る。

「呑んで」

「吞まない」

「呑め」

「吞まない」

「呑めって」

「吞まないったら、吞まない」

相対的過剰人口が肩透かしを食らって二秒後の人工衛星キットの様子に思いを馳せる。ほらぼっくっこんなにふけんこおー。

「三滴もあればね」

「カッパ」

お腹の痛そうな贋物がそのまま凹部に帰宅。うーん新居は気持ちがいいなぁー、と「としおさん」が一言。一言。

「それとこれとは それとこれとは それとこれとは話が別」

ベーシスト現る、という煽りと共に重低音が潤いをカバーする。

「メディシンおどかせーー」

世相は未だにあ、はい。すいませんでした。痛い、痛いって、やめてよ、やめお母さんやめて痛い。



「やっと僕らだけの世界になったね」

「そうだね」

「『としおさん』もそう思うだろ?」

「おもーーーぉぉおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーう」

「私は放置?」

「そーーーーーーおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーぅぅぅうううううううでぇぇぇえええええぇぇぇぇえええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす」

「ひどいわ最後まで出して」

「いやです、帰りな」

「うぇーん所詮私は準レギュラーよ」

「この話、単発だけどね」

「え?」

「えーーーーーーーーぇぇぇぇぇーーーーーーーーー???????」












全員パッ。

敬具が大きい

刹那、私は夢現を泳いでいた。


「廉価な円形無縁社会ではカープは黎明の象徴よ」

友人は声高く言う。そんなにも私は暮れそうな嫡男、いや、嫡女であっただろうか。もちもちと柔らかくやめる敬具のビルマが、果てる前に消えなければ。景色は先ほどフェードによって薄ら笑っていた。はやくあげよう、あげよう、あげてしまおう、そうせねば。


「何してるの」

妹があんぐり口を開けて私を見つめる。ひいふっと音を立てて私の指をすり抜ける料理。

がちゃ、というノイズとともに私は8000円使った。

「また」

妹は目の前でとろけた大金にはあまり気を示さず床に戻った。母も起きてきたようだったが生き霊の様相だった。気遣いか、と舌打ちチッチ。


真新しい夢遊病だった。両親はそういったし唐芋の会社が作っている病院もそういった。それに、私の眺める違法薬物の紛い物はみな一概に「distraction」に執着して終着するものばかりだった。だからだろうか、私の惑血は笑顔を作らないのだ。作れないのだ。金属音は嫌いな人がいる、それもわからなくなってしまうくらいに血に乗っ取られるのだ。飽くなきマインドコントロールの成果は一瞬にして現れ、感動の茶菓子も口に入れる前に崩れて風になってPM2.5とさして変わらなくなった。


「早いとこ治さなくては」

先に生まれたひとは、年長をやる気で包んでぎゅーぎゅーしつこく触らせる。あんまりにややっこしくてまどろっこしくてぐにゃぐにゃの発酵臓器の針はぐちんと限界を示す。

「どうしたらいいんです」

「できるだけ深く」

深かったって、私は耳抜きの方法を知らない。「知らないように」出来てしまったのだ。無知を神が定めたのだ。

「眠ることですね」

私だって、ティピカルなHomo sapiensのように目を閉じれば行き先はタルトであって欲しい。ただただ運命は残酷に脳の休暇を脳の仕事および全身に関しても最大の修行にしてくる。どうせブラック企業さ、誰か提訴してくれ。私は涙を拭かなかった。

果てることを知らない私のレーズンパン的病気は、知らんぷりされたことを恨んででもいるのか、わたしをたべちゃいました。

「おお。病なんて」

と、ゲリマンダーの街中で笑うかもしれない。でも、フラダンスしか考えていない人たちからしたらこんなのは対岸の火事というやつで、岩塩の由来を天日塩が嘲るのとおなじなのだ。私の頸動脈のつくりは要素こそ違えど形状は「会場のみんな」と恐らく一緒だろうと思う。

しかし、私は頭のナカミが違うのだ。みんなはクリームソーダだけど、私は一人味噌汁に満ちたまま首の座らないようにかたぶくだろう。「お前は異文化の異教徒」と囃し立てられ魔女狩りに合うだろうがしったこっちゃない。すべては神が悪いのだ。わたしだけ重力が逆さになっても構わないから天に唾吐けるようになってほしい。

気付いたらほうれん草で食べに来ている。「魔球のなんだよ」とか言って、滑舌だ。ア、イケナイ。これは夢ダ。そうすると、もう一つ、なんだか見覚えのある顔のビュッフェが目の前に現れる。選択肢など選べるわけもなく、やがてルーレットは本人で止まった。今、夢の中だと自覚できているだけでなく夢遊病をなんとか抑え切れている。これは、いけるかもしれない。

しかし、どこかのo (___*) の国を代表したように、バグった豹の奈良県で、決心を庇うタッピングペーストもあり得るのである。それは一世一代の蹴りなのだ。

「なあ姉御」

意訳はこうである。私はその女になれていない、いや私から見れば一様に女になれない物体がいう。

「私の意思は今もセロリの茎と大差ない」

意訳はこうである。私のアルファベットは刺さる、と主張してくるソビエト社会主義共和国連邦を懐かしむ、遙かな電子の集いを眼で撫でながら返事をしたのだった。ヒントもなしに'Okkirizolio"とだけ呟く耳長の鳥はむさ苦しく決められた草を食む。その光景と比較して、「アレより増えている」とか「いや、アオサもない」とか「アレよりチカラは少ない」とか会議する海馬を殴りたくなる。つい殴ると、頭と首の骨がデカデカに辛くなった。

わたしの破壊は初めてちょっとアリになった。

そして、医者の言うことは信用できないこともわかった。

夢遊病なんかじゃなく、多重人格、のほうが合ってる。

私は米津玄師を聴いていたはずなのに、気づいたら長谷川白紙を聴いていた。

真夏の夢の中で手の甲に覚えがあるとは思えなかったけど、毒に当たったのか療法としては適切だった。

羨ましくない羨みを買ってまで私はこのPSYCHEDELICOな便覧黒板の余りに手を染めることはない。

ところで手を染めるって、手に染料を塗りたくるっていう意味?

塗りたくった染料はParisで見つけた呼吸の瑪瑙。

ありがとうの錯乱にバレエを習って炒飯流す!「がいがいがいのっっっと」という栽培をしのぶ家を!ふとした甘美な雰囲気が来るシーン。蕊の中、梅のなか、シャローのナス。

ガァ気味の晴天、バラバラ真夏エチケットに変われ。どうにでもなぁれ。崩れ去りなサァイ。所詮あなたは気付きやしないや、私は超高級車に乗って暮らす自分が好きだあなたのような民家の偏平喜んで板噛んで騒ぐ連中はキライ。わたしはいまをいきてやるからおまえはさっさとそっちをこわせよからだをこっちのものであっちからそっちにこっちへこっちをそっちにあっちっち々7$797


あ。

長谷川療法が終わりを告げた瞬間だった。

どくにどくされそうもくほうどう。

よりPSYCHEDELICOなDREAMがCOMEってしまった。

ともあれ、私は次世代の医療を探さなければならなかった。そうしないと私もいずれああなるのだ。

私は漸く確信した。

私の病名は、(他の人が聞いているけど)夢遊病じゃない。

多重人格なんだろう。

私におおよそ以上のハンダゴテを頂戴した母は肉まんだが、鎌倉を代わりに憎むとしよう。

場所はまた肉詰めまんじゅう。

触点の阿呆まで、金閣寺でも欹てよう、きぃんかーくぅぢぃーーーーっ、寝言は寝て言え、ネゴと跳ねて家。


…再びな起床に木天蓼がおちょくる。惨憺な光景に、ぶれすていきんぐ、やりました。

窓は割れ、そこに精一杯背伸びして広がる紺色銀河。恒星の一つ一つが無駄に大きくて、空を覆って滅ぼしては徐行してゆくような、果てて穿つ虚構を感じてしまう。

だけど、私の中の私の中で私の中の私の中の私で私の中から私を渡したがっていることを、疼く腰回りが教えてくれる。

釈実、バババ抜き。極端だ、うずらのたまごす。

おそらく、風靡。

多分、風邪。

風邪山羊。

竇…、






宇宙が、割れて、中身、が、飛び出て、染み込んで、飛び出て、暮らして、燃やして、晒して、聞かせて、戻して、まやかし、肥やし、冷やし、増やし、椰子、死










んで

















たまるかボケェ〜










間も無くキューが出た。私の出番のようだ。外の曇天は、私の脳味噌の中身を浮かべた色をしていた。

「もう少しで、あなた死んでましたよ」

お医者さんが頭の上のドーナツで反射光を生んだ。


でも、私にはわかる、もう私は死んだ。

だから、これからは、わたしがわたし。


(おしまい)

敬具が大きい④

触点の阿呆まで、金閣寺でも欹てよう、きぃんかーくぅぢぃーーーーっ、寝言は寝て言え、ネゴと跳ねて家。


…再びな起床に木天蓼がおちょくる。惨憺な光景に、ぶれすていきんぐ、やりました。

窓は割れ、そこに精一杯背伸びして広がる紺色銀河。恒星の一つ一つが無駄に大きくて、空を覆って滅ぼしては徐行してゆくような、果てて穿つ虚構を感じてしまう。

だけど、私の中の私の中で私の中の私の中の私で私の中から私を渡したがっていることを、疼く腰回りが教えてくれる。

釈実、バババ抜き。極端だ、うずらのたまごす。

おそらく、風靡。

多分、風邪。

風邪山羊。

竇…、






宇宙が、割れて、中身、が、飛び出て、染み込んで、飛び出て、暮らして、燃やして、晒して、聞かせて、戻して、まやかし、肥やし、冷やし、増やし、椰子、死










んで

















たまるかボケェ〜










間も無くキューが出た。私の出番のようだ。外の曇天は、私の脳味噌の中身を浮かべた色をしていた。

「もう少しで、あなた死んでましたよ」

お医者さんが頭の上のドーナツで反射光を生んだ。


でも、私にはわかる、もう私は死んだ。

だから、これからは、わたしがわたし。


(おしまい)

アルバム批評 soo coo?

●全体的な評価

私なら、ヤンチャなアルバム、と一言で言い表す。

カッコいい「ドミコらしい」曲が多く、知名度の高い曲もいくつか入っている。聴いていると「あはは、さすがはどみこですね、きにいりました」となること間違いなし!(100%を求めるんじゃないぞ?ん?)

ドミコのことをよく知らない人に聴かせたいですね。

アルバムジャケットは大量の入り組んだ女たちだ。そんな女たちも思わず目をハートにして見惚れる、ちがうな、耳をハートにして聴き惚れるようなさかしたひかる'sセクシーなに言ってるか全然わかんないボイス(聴き惚れる⇨ききとれる⇨聴き取れる、なのにね)も結構激し目で、あの傾向が好みだよ、ハーイ(haii)というキミはきっとハマる。何より2人バンドと思えないような分厚いサウンドも結構このアルバムらへんが原点だな。これ以前のアルバムは可能性と稼働性、可動性を見せてくれたが、このアルバムからは「確信と革新、核心」を見せてくれた。あ、ちがう、聴かせてくれた。

ちなみにこれ以前の曲でも素晴らしい「確信と革新、核心」を聴かせてくれた曲がある。それが「oh dive」です一回聴いてみましょう。ギターの音とは思えない。この頃からこのアルバムの味は燻っていたのだなあと思うとドミコ尊敬。


●楽曲ごとの評価

1.my baby

このアルバムのヤンチャさが一番すっきり耳に染み渡るようなかっこよい目覚めの歌です。

単純で短い曲ながらメリハリがあって盛り上がる。後半なんて「oh」と「my baby」くらいしか言ってないがシンプルさ故にノりやすいのでドミコ知らないのに友達に無理やり連れて来させられましたという皆様方一同にもお気に召されると思う(日本語変だよ。え?変?ほんとだぁ。変イェーイ!変イェーイ!)。

最近(2020年1月情報)のライブのアンコールは専らコレですよ。今聴きに行ったら聴けるかも。聴けないな。コロナがあるから。(2020年7月情報) コロナは音楽文化に影響を与えた。良くも悪くも。これは悪い方です。もう半年経ってるから無理かもしれない。やだなぁー。(2020年9月情報)


2.まどろまない

出た!!まどろまない!!という感じ。これはやられた。キャッチーだ。歌詞もいい感じにまどろまどろしい。(?)

ボウカルギタアのさかしたひかるが「まどろむっていうのが、眠りそうだなぁっていう(意味)。合っているかどうかわからないけどそういうふうに意識している。この『まどろまない』っていう舌の感じが好きで。」と言っていた。眠りそうだなぁっていう考え方が如何にもだな。

一発で覚えられそうなブラブラしたリフレインが楽しい曲。みんなでうたおうぢやないか。たったったらたらたららったー、たったったらった。


3.グレープフルーツジュース

ゆったり。

天然な感じがする大人しくて綺麗なリフ。

旅の帰路を思わせるPV。

感動の一曲。

とかそう言うことはあまりひかるくんは思ってなさそうだけど、ゆったりしていて聴き心地が良い。あまり歪んでいない音で半音階のぼる君。さかしたひかると長谷川啓太と半音階のぼる、スリーピースバンド。sleepyす。

半音階なのに不思議と美しく聞こえると言う技量は、流石、ドミコ。りふれいんにもはもがある。(この事実はライブ行って初めて気づいたぞ。あ、ごめん嘘、ライブで聞いたことないや。ライブ映像見たんだ、、アー生で見たいわa)


4.Pop,Step,Junk!

かれはめでぃしんかいたいのおー。わたしまいごになりたいのおー。

(ここ以外はほとんど何言ってるかわからないのあますよ)

迷子すきよね。ひかるめ。

オシャンティだけど、カックイイ。カーッ、ロックや。カブリッ。うは、うほ。

この曲はとっても内容が濃い。PVも素材まみれ。さかしたひかるの作詞技術の真骨頂。ドミコサウンドぎゅうぎゅう詰め。鮨詰め。ちっちっち、っち、血袋。


5.Slip In Pool

僕この曲すごい好きなんですよー!(布川「ちょっと何言ってるんですかねー!!!…まあでも…なーんか、聴いてみたいかもーー!!!」)

スリッペンスリッペン、ステキ、ウキウキ。ステッペンウルフ。ぼーーーんとぅびーーーわーーーあああーあぃるど。

サビがああいうコードの動きするの、新鮮。あと綺麗だし、ドミコらしさも残したまま、おみごとソングに昇華させている。昇華って、つまり固体であるひかるの喉が気体に変貌して音楽に乗り移り、概念を可視化した挙句スリッペンスリッペンぷーーーーる。プールへドボン、池ぽちゃ。爽やかなアワアワソングと思って聴いてみよう。


6.さなぎのなか

VooDooで、続編が出てたね。さなぎの外の世界を見た主人公のその後を描いたストーリーらしいけど、ジョンの正体も気になるなぁ。(さなぎの外の〜から嘘)

ヤンチャ感満載、アルバムのイメージに合っている。またしても半音階。今度は、それをヤンチャなかんぢに昇華させている。昇華という(ry

なかなか暑い曲。Tempalayの「そなちね」と同じくらい、暑い時に聞くと「ウゲ、アチィッ!!!となる。追記、「さなぎのそと」も暑くなる。


7.マイララバイ

ファン間でも人気高い。かっこいいものね。

一つのメロディーの繰り返しだが、飽きないというか、商いというか、そのメロディーが秀逸だと、3分以上ずっと同じメロディーでも飽きないってとこあるよね。ザ・たこさん「ダニエルさんはペンキ塗り」はまさに、それ。

しかーし!

この曲においては、3分も長引かせることなく、さっぱり、きっぱり、ラブリーゾーンでしっかり突入最高峰。1ぷん30びょうほどでしっかり終わらせており、それがまた潔く、かっこいい。ギターソロもある。ウッホー、濃密!!


8.haii

はいい。

heavenというかparaisoというか肺脂西班牙というか。ゆったり、のっぺり、ぼーっという息の中のよう。とけ墜ちた網膜 紫けむる岬に 汽笛が昇る あなたは 星の屑 ふと私 星の中 もどれない刻のよう と言った様。

住むことは終わり。

終わらない衣食住の滑舌へと、惚気て墨ぼったり。

さて、適当言うのはやめにしよう。

囁くような声が、いつものさかしたひかるではない何かを生み出している。

適当以外終わり。(終わり!?)


9.おーまいがー

本アルバムのトリ。ブタ。ウシ。と、ぶ、う、とぶうと、ぶ、う。

この曲は残念ながら全年齢対象ではありません。家畜向けです。ペットの皆さんや、お豚やお牛やお鶏の皆さん向けです。解説文は、犬語、猫語、牛語、豚語、鳥語、日本語、英語で書きます。

犬語

わん!わんわんわん!わわん!わをーん!わをーんわんわん!わん、くぅーん、わん!わん!わわん!いぬぬわん!

猫語

にゃお。にゃお。ごろにゃん。にゃあー。みゃああああお!みゃああああーーーあーーあお!!フーっ!!!にゃん、

牛語

ぶもう。もーっ、もーぅ。もーーーーー。ぶもーーーー。もぅ、もぅ。もーーーーーーーー。もーーーーおーーーーーー。もーおーパンパパンパン。ふるへっへっへっへっへっへっ

豚語

ぶう、ぶう。ぶひぃ。ぶー、ぶーぶ。ぶう。ぶっ、ぶひーっご、おいおい。ブッブッブー。ふがっぶ。

鳥語

ぴよ。ぴよ。ちゅんちゅん。こけこっこー、けーん!かー、かー、ほーーーほけきょ!ぽえお!ぽえお!ぴゃらぴゃら。ホー、ホー。

日本語

この曲は、ジャンキーなかっこよさでいっぱいである。ライブで一度聴いてみたい曲だ、、あなたが美味しくなれたらー。あらまあおーしまーーい。

美味しくなってもいい住み心地。

曲の構造がなかなか入り組んでいて、これがまたひかるのスペックの高さを顕示するには充分である。病みつきになるリフレインがそこにうまくくっついて、膨らんで萎んでぼったえる。およわす「おーまいがー!」とおもっちゃう。思わずなのに、思っちゃう。

英語

This song is cool!!AMAZING!!!


総評

めっちゃかっこええこれ

アルバム批評 kikUUiki

●全体的な評価

ぼくはこのアルバムが1番すきです。なぜなら、サカナクションの真髄を見た気がするからだ。最高傑作だと、おもうけど、みんなは、なにが、いちばん、すき、か、な、、、、、、、、、、、

このアルバムは「アルクアラウンド」や「目が明く藍色」を収録した名曲揃いのすってきーなあるびゃむなのやぁ。

上野は建前である。空気感がとても統一されていて聞いていてたのしい。そしてとってもドープでディープである。一貫して海の中を思わせるサウンドや曲名である。だが、アルバムタイトルを思い出してほしい。「kikUUiki」すなわち「汽空域」である。汽水域の空間バージョンである。水中、それは苦しい。しかし、空中、それはありふれている。どうして、海の中なのにタイトルは空中???と、小学生のガキンチョのぼくは悩むわけである。中学生を通過駅として高校生になりかけて僕は初めて「ァ、そぅぃぅことかぁゃ」と気づくのだ。それも自分の力ではなく、WOWと驚いたおかげである。

さて、どうしてか。またあとで、わかるとおもう。


●楽曲ごとの評価

1.intro=汽空域

ジャンルは多分experimentalということになるのだろう。

ハァ、とため息をついた音。きっとこの録音の最中も、空気は絶えず流動する。そして、息を吐いてるということは、まだ、海の外。

さて、進水式をやろう、と一郎が声をかけます。そんな、ため息の音。いや、あるいは船の汽笛?

どっちみち、汽空域への旅です。潮へ乗り出すサカナクション御一行と、その群れ。


2.潮

モッチーと一郎の共作らしい。へぇ、と、僕。

スローテンポで着々と、なんだか盈ち虧けを繰り返す「潮(まさに!)」のように鳴る逆再生のギターの音。この曲を聴いているとなんだか嫌にかっちり決まるので、僕は自棄になってしまって正面に掌を見せびらかしながらそれを「掟!掟!」とワイパーのように振る作業にもっぱら徹してしまう。それくらい、うまい具合に「ウゲーと気持ち悪い」曲である。あとドラムとシンセが激しいのもキモいポイント。でも聴いていてたのしい。たのしい曲は、好きよ。


3.YES NO

和のイメージがぽっと花を咲かす曲。拍子木のリズムがささくれ立つ中尺八っぽい音がぺっぺろぺーと響く。しかしある一箇所で突然くぐもっていた音がバーっと鮮明なパンダを騒がせることになる。この差がたのしい。

そして冒頭のフレーズが汽空域に飛び出して聡明に鳴ったとき「ワー」となる感じがいーね。

濡れそぼつ音の壁で出来ているようなシンセサイザーもアクセントになって、なんだか「和よーーーーー」と公言して曲は始まったけれど後々になって「倭シんセーーーーー」とか訳の分からないことを言い始めるんだけど、それがまた味なのだ、というような気分だ。


4.アルクアラウンド

でた。みんなしってるアルクアラウンド。「歩く」は英語でwalk。walkとaroundでwalk around。つまり散歩です。散歩を回りくどく言い回すとこうなるんですね。みんなもお出かけするときに「なにしに行くの?」と聞かれたら「アルクアラウンド」と粋に答えてごらんなさい。多分、なぐられるから。でもそれは愛の鞭だ我慢しな。

山口一郎本人曰く、この曲は「どんなBPMの曲からでも繋げられるのでライブで重宝しているんだヨ」ということです。冒頭のユーズフル・もわもわ・シンセを聴くと魚民はみなわぁっと盛り上がる!!というイメージ。そして「なりにけり」とか言っている。「覚えたての道」のBメロはさぞ楽しそうに。そしてライブの時だとICHIROは「Ikoohhhhhh!!!!!」といった正体不明の叫びをサビ前にて披露。最初は「いくぞー」だと思っていたが最近崩れすぎている。もはや一種のルーティンなのかもしれん。

そして究極のサビが到来。「この曲でサカナクションの名前を世に出してくれた」と一郎くんが語る意味がわかる、そんな感ぢ。


5.Klee

サカナクションのロック!!

ライブでやってるのをサカナクション知らずの人が聞いたら「エー、なんかお洒落なのかと思ったらバリバリのそっち系かー、クラブミュージックが聴きたいから来たのにー」とか言いそうだ。うるさい、こういう曲の方が珍しいんだぞ。魚民は聞けただけで大喜びだぞ。それをなんだ、そっち系とかどっち系だよ。どっち?北東か?南南東か?

サビの盛り上げ方にジブ冬的定評がある。中間部もアジカンみがある。「ほっ ほっ ホッ ホッ ホッ」とか言ってたらもう完璧に後藤の所業かと思われるぞ。きっとモトハルくんとエジマくんもこの曲は目立つから好きだろうと勝手な解釈をしてみる。雄々しい。


6. 21.1

かんかん。

ここで海を潜る魚・クションは深海へ。打ち切れる不惑!打ち切れた凧糸!打・ち・き・れ・な・い・わ・た・しーーー!!!!!!!!

タイトルの由来はversion21.1というイベントらしいぞ。てっきり●●○・○ということで(●が2のぶぶん、○がそれぞれ1)間の点がサカナクションで、○の浅い海から●の深い海へと冒険する様子を言ってるのかとおもだ。


7.アンダー

サカナクションの旅の舞台は深海へ。まさにアンダー。擬音として文字に起こすなら「ぶゃん ぶゃん」といったところだろうか。

揺れ動きつつ確固たる情熱を含んだボイスが癖になる。一郎特有の「静かに始まるけどテンションが後で59倍くらいになる」がMONO NO MIGOTOにきら光る。こいつを一郎節と呼んでやろう。

小さく小刻みにリズムをとりながら、ドリドリと語りかけるような歌はWooと言わ猿を得ないわ。

ラストの「アンダーー、アンダーーアーラーララーラーーー!!!」はみんなで輪唱したいところ。輪唱じゃダメか。合唱、まぁ、なんでもいい、ミンナデウタイタイね。


8.シーラカンスと僕

PVがでていないので一応「隠れ名曲」になるのかしら。魚民の中でも評価が高い曲。

「眠れずにテレビをつけたら夜に見たニュースと同じで寂しくなったんだ」って、あーなるほどね、夜中にニュース見てると朝のニュースのインタビュー動画使いまわしてることあるよね、わかるわかる、笑笑、というコメディーソング(そう捉えているやつは地球上でごく僅かだろう。僕だって冗談のつもりだ)。

最後の流れるようなチムニーっぷりは確かに名曲。気品が、漂ってる。

アンダーと似ており、一郎節が光っている。ピカピカと。化けろ、化けろ、と夜釣り、違う、ナイトフィッシングイズグッドの最中に念を送っているのだろう。


9.明日から

ロックだがメリハリのあるダンスミュージックにも思えるシャープな曲。上手い具合に噛み合ったのを聞くと、サッカーの授業の時にゴールを決めてみんなに祝福された時のような爽快感がパーマをかけて訪れる。

茶道の先生にも不思議と言わしめた、曲のシャープさにシンシロして絶望的な歌詞も魅力。ライブでやるといいなとジブ冬は切に願っている。一郎さんどうかやってください。この曲とフクロウと夜の東側(開花も)は是非ライブで聴きたいのです。欲張りだな。


10.表参道26時

フジファブリックは真夜中2時、BUMP OF CHICKENは午前2時、サカナクションは26時」という法則がある。この曲が由来だろう。ちなみにフジファブリックの真夜中2時は「銀河」、BUMP OF CHICKENは「天体観測」からきているものと思う。平仮名や片仮名、アルファベットを没収されたようだ。

サビが女性の高い裏声で歌われている。可愛い曲かと思ったが、「明日から」からの流れを引き継ぐロックで、ライブで盛り上がる曲。だとーもう。昔一郎とエジーがカラオケに行く、みたいなコーナーでこの女性パートをエジーがやらされていた。一郎は一郎パートのみ。楽しそうでよかった。

小話が多く行数が稼げる曲ですね。


11.壁

うわ、なにこれ、と今までの流れをぶった切って突然しんみりした曲。というかなんか不穏でセンチメンタルで今にも一郎が家出するんぢゃないか、とまで考えてしまう鬱な曲。実際自殺衝動を歌った曲のようで、ライブの時この曲を一切明かりを当てず演奏したのをみた時は暗澹とした気分になった。

まあ、初めて聴く時ははじめの方のなんか繊細な美しさに「オ、名曲?」と思わせるのだが、後半の方のプログレ?っぽい部分を聴くと「オオ…」となる、なんか二面性の強い怖ーい、曲。サカナクションの怖い曲といえばこれ。これか、スプーンと汗か、RL(時報の音が怖い人には怖い)だらうな。


12.目が明く藍色

解説不要。とにかく聴いてみてください。圧巻のラスト。


そして、この曲の本質というか。アルバム名の由来(あくまで考察)もこの曲にある気がするのです。アルバムジャケもPVから来てる品。

Megaakuaiiro、とローマ字で書くとこうなるわけ。そこから、あなた=You=Uを抜くとどうなるか、ちゅーと、Megaakaiiro(目が赤い色)となる。これは中間部最後の歌詞が「メガアクアイイロ」じゃなくて、「メガアカイイロ」になっている、というとこだけじゃなくて、あなたがいないと目が赤くなる=充血=泣くぞ、というメッセージなんだろーな、という話だった。

また、この曲の最後のほーに、「君の声を聴く息を吸って」の「聴く息」というところが汽空域の由来だ、チューことにほんとに最近気付いた。ほんまや、びっくりやー。べ、ろーー。タイトルのUがでっかかったのも、こういうことが重なってたんやナァァ感心感心。

本当にいろんな考察も飛び交ってるけど、それはあくまで人それぞれだし、別に僕の考えを押し付けられてそれを無理やり食む必要はナーイ。歌詞を自分で読んで自分で解釈しておやりよ。


総評

かっこよすぎ名盤だろ